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衛星メッセージングサービス (Technology preview)

衛星メッセージングサービスとは IoT の用途に特化したメッセージベースの衛星通信です。

昨今、宇宙空間にある衛星を利用した様々なサービスが提供されております。これらのサービスは、一般的には以下の3つの種別に分けられます。

  • ブロードバンド
  • ナローバンド
  • メッセージベース (衛星メッセージングサービスはこちらに該当します)

ブロードバンド、ナローバンドは IP ネットワークを利用した通信サービスが多く、地球上の通信に例えるとそれぞれブロードバンドは 4G/5G、ナローバンド は NB-IoT のようなイメージです。これに対し、メッセージベースは LoRaWAN や Sigfox のようなメッセージベースの通信となります。衛星メッセージングサービスは IoT の用途に特化したメッセージベースの衛星通信です。

地上波のセルラーネットワークは、現在、世界人口の 90 %を超えていますが(*)、地表面積では大部分をカバーできていません。ソラコムは「世界中のヒトとモノをつなげ共鳴する社会」の実現に向け、セルラー、LPWA に加えて、地球上のあらゆる場所をカバーする衛星通信の利用を進めています。
(*) : 国際電気通信連合(ITU: International Telecommunication Union) Statisticsを参考にしています。

衛星メッセージングサービスの特徴

  • 衛星通信を利用しており、セルラーでカバーできないエリアでの通信を可能にします。
  • お客様はソラコムを利用いただくことでセルラー、LPWA に加え、衛星メッセージングサービスの回線の管理、アカウント管理、ご請求を一元化できます。
  • 2023年11月時点での対応プロバイダーは、Astrocast社です。対応エリアおよび通信モジュールなどの詳細は、対応プロバイダーのウェブサイトをご確認下さい。なお、今後対応プロバイダーは順次拡充し、様々なユースケース、より広範なエリアへの拡大を進めていきます。
  • ソラコムのアプリケーションサービスをご利用いただけます。セルラー、LPWA、衛星の通信種別によらず、ソラコムがクレデンシャルを管理し、フォーマットの違いや転送先の設定を行います。お客様は通信種別に関わらず、同一のクラウドを利用いただけます。
  • 対応する衛星通信サービスは、インターネット接続を提供するものではなく、独自のプロトコルによるメッセージングサービスです。データ通信量が少量で、低頻度のメッセージ送信を郊外や海上、未開発エリアなどで行う必要があるユースケースに有用です。一度に送信できるデータ通信量に上限があります(Asctrocastの場合で最大160バイト / 1回)。
  • 対応するプロバイダの衛星が頭上を通過する頻度に応じて、エリアごとに通信出来る回数やタイミングが異なります。デバイスが衛星と通信できる時間帯にのみデータの送受信ができます。
  • 都市部の屋内では電波のノイズのために、動作しないケースが報告されています。

衛星メッセージングサービスのユースケース

衛星メッセージングサービスは IoT システムでの用途を想定しています。データ通信量が少量で屋外での利用に最適です。

スマートな農業

スマートな農業

農場の天候の変化をトラッキングしたり、畜産業において、家畜の健康状態を取得し、重要なパターンを検出し、健康状態を改善します。

かんがいシステム

かんがいシステム

遠隔地の農場では、天候や農業上の必要に応じて外部から人工的に水を供給しています。灌漑システムの一部として 衛星メッセージングサービスを利用します。

アセットトラッキング

アセットトラッキング

海や砂漠、あるいは単なる遠隔地でも資産を追跡する必要がある場合があります。 他の地上の無線ネットワークがない場合、衛星接続が選択肢となります。


衛星メッセージングサービスのご利用

衛星メッセージングサービスは先進技術を検証利用目的でご利用いただけるために Technology preview として提供します。利用したいユースケースをお持ちのお客様は以下よりご登録ください。準備ができましたらいち早くお知らせいたします。
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ご質問などはこちらよりお問い合わせください。

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