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SORACOM Air for LoRaWAN

SORACOM Air for LoRaWAN (Air LoRaWAN) は、LoRaWAN を使用した IoT 向けのデータ通信を提供するサービスです。LoRaWAN とは LPWA(Low Power Wide Area Network) と呼ばれる無線通信規格の1つで、省電力で広域をカバーすることができ、IoT 用途での利用に適しています。

Air LoRaWAN を利用することにより、SORACOM Air for セルラー に加え、LoRaWAN の特性である低消費電力+長距離伝送を活かした IoT システムを構築することができます。

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LoRaWAN を使用したデータ通信

LoRaWAN の特徴は、以下のとおりです。

  • 日本では免許不要のサブギガ帯域である920MHzの特性を活かし、伝搬距離が長く、最大 10km 程度の長距離通信が可能です。(*)
  • 低消費電力のためバッテリー等の電源設備の負担を低減できます。
  • 使用したいエリアに基地局(ゲートウェイ)を設置し、携帯通信網を補完することができます。
  • 標準化団体のLoRa Allianceにより公開されているグローバルでオープンな技術仕様です。

(*) 実際の通信可能距離は電波状況等によって変動します


SORACOM プラットフォームとの連携

Air LoRaWAN では、SORACOM プラットフォームを使用し、ユーザーコンソールおよびAPIでLoRaデバイス、LoRaゲートウェイを管理することができます。
SORACOM のアプリケーションサービスの利用も可能です。LoRa デバイスのデータは、データ転送支援サービス SORACOM Beam や、クラウドリソースアダプタ SORACOM Funnel、データ収集・蓄積サービス SORACOM Harvest を使用することで容易にクラウド連携を実現します。

SORACOM Air for LoRaWAN の構成

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バイナリパーサー

バイナリパーサーとは SORACOM Air でご利用いただけるバイナリデータをJSONデータに変換する機能です。
LoRaWAN や Sigfox を使ってデータを送る際の標準的なペイロードサイズは数10バイト程度と非常に少なく、Web サービスのように JSON データを POST することができません。
バイナリパーサーを利用することにより、お客様は バイナリデータを SORACOM プラットフォーム上でJSON 形式にデコードして SORACOM Beam / Funnel / Harvest に送信いただくことができます。

バイナリパーサー

SORACOM Air for LoRaWAN ではバイナリパーサーは無料でご利用いただけます。
バイナリパーサーの詳細はバイナリパーサー詳細をご確認ください。


Air LoRaWAN の利用用途

LoRaWAN の特性である「低消費電力」、「長距離伝送」を活かし、各種センサーを利用したセンシング(音・光・圧力・温度などの計測)や GPS を利用した位置情報取得、産業機器など、「一回の送信データ容量は大きくない」「省電力」「広域で利用したい」ケースへの展開に向いています。

農業

LoRaWAN 例

収穫時期の検知、農作物や温室の温度湿度監視・管理、輸送・梱包・保管時の鮮度管理、農地の害獣検知

畜産業

LoRaWAN 例

家畜の疾病検知、体温などバイタルサインの管理、放牧時の位置情報管理

工場

LoRaWAN 例

工場内などの温度監視や異常検知、設備・機械の予知保全、タンクの残量検知、レベル計監視

工場

LoRaWAN 例

工場やプラントの各種配管における水、ガス、化学物質等の漏出検知

輸送

LoRaWAN 例

トラック、車、船、電車や輸送物の位置情報管理、燃費性能管理、故障検知、渋滞検知、位置情報を利用した効率の良いルート検索

防災

LoRaWAN 例

大気汚染・水質汚染・放射能汚染などのモニタリング、地震検知・河川の氾濫・地滑り検知など防災対策

スマートシティ

LoRaWAN 例

街灯の遠隔操作やメンテナンス時期の検知、駐車場利用状況の検知、ゴミ集積所の蓄積状況検知・収集ルートの効率化、位置情報を利用した人・物のトラッキング

スマートホーム

LoRaWAN 例

火災/煙検知〜緊急呼出・消防署への通報、防犯カメラ・人感センサー・スマートロックを利用したホームセキュリティ、家電の遠隔管理・利用、室内の温度湿度管理・異常検知

健康管理

LoRaWAN 例

高齢者の転倒検知〜医療機関への通報、ウェアラブル端末を利用した健康管理

スマートメーター

LoRaWAN 例

電気・水道・ガスなど検針業務の自動化(スマートメーター)、使用状況の見える化


LoRa ゲートウェイの提供モデル

LoRa ゲートウェイには、「所有モデル」と「共有サービスモデル」の 2 つの提供モデルがあります。提供モデルについては、LoRa ゲートウェイの提供モデルをご確認ください。
LoRa デバイスをお持ちのお客様は、共有サービスモデルの LoRa デートウェイを使用することで、LoRa ゲートウェイを所有することなく、LoRa デバイスの検証・開発・運用が行うことができます。

LoRa ゲートウェイの提供モデルを確認する »

Air LoRaWAN を使用できる SORACOM 対応のデバイスは、LoRa ゲートウェイ、デバイスをご確認ください。

よくある質問は、FAQをご確認ください。


ご質問などはこちらよりお問い合わせください。

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