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SORACOM IoT レシピ:【手軽にはじめる】IoTで車両のトラッキングがしたい

手軽に設置可能なGPSトラッカーで車両トラッキング

公開日: 2020年11月、更新日: 2021年1月

レシピ難易度:★★☆☆☆

社用車や作業車、貨物車両など管理車両を保有する企業では、位置情報や経路情報の把握、稼働率の向上、最適なタイミングでの業務連絡をしたいといった多様な課題が発生します。

本レシピでは、IoTテクノロジーを使ってこれらの課題を自ら解決するための仕組みについて情報提供します。

多数のIoTプロジェクトを成功に導いているソラコムが選定した、シガーソケットを利用して手軽に設置可能なGPSトラッカーとデータ通信用のSORACOM IoT SIMをセットにした<シガーソケットGPSトラッカー RT299 スターターキット>を使って車両の位置情報を管理する仕組みを作っていきます。最終的にはGPSトラッカーから送信される位置情報をもとに地図上に現在地やその軌跡をWeb上で確認できるダッシュボードを作成していきます。

位置情報の取得にはRT299、位置情報の保存及び可視化にはIoTに特化したデータ蓄積サービス SORACOM Harvest、IoTデータの簡易的なダッシュボードサービス SORACOM Lagoonを活用します。またRT299からの位置情報データをWebで可視化するためにはデータの加工が必要となりますので、本レシピではデータ加工処理にSORACOM Orbitの機能利用します。

SORACOM Orbit の機能を使うためには、プログラミングの基礎知識が必要になりますが、RT299にはすでに利用可能な公式プログラムが提供されておりますので、本レシピの内容においてはプログラミングの作業は不要となります。

なお、GPS以外にもCAN接続による車の速度や操作の情報を取れる車両管理に最適化された車載GPSトラッカーT366のレシピも公開しております。ドライバーに車載GPSトラッカーを意識させず運用したいケースなどでは、T366の活用もご検討ください。

【IoT DIY レシピ】車載用途に最適化されたGPSトラッカーで車両トラッキング

全体構成

利用するソラコムサービス

サービス名 概要
SORACOM Orbit IoT 通信データの処理を定義することを可能とするサービスです。RT299からのデータをSORACOM Harvestへ連携するための前処理として利用します。
SORACOM Harvest Data データ収集・蓄積サービスです。位置情報の保存先として利用します。
SORACOM Lagoon ダッシュボード作成・共有サービスです。SORACOM Harvestに保存した位置情報を使ったダッシュボードを作成するために利用します。

本レシピを行うのに必要な時間、概算費用

本レシピは以下の通りです。

  • 必要な時間: 約120分
  • 概算費用: 約22,000円

※ デバイスを車両へ設置するために要する作業時間及びそのために必要となる工具類の費用を含みません。

※ 概算費用: ハードウェアや SORACOM を始めとした各種サービスの概ねの費用 (送料などの付帯費用や無料枠適用は考慮しないものとしています)

このコンテンツの進め方

上から内容を読み進みながら作業を行なっていきます。また左サイドに追従する目次からページ内の移動が可能です。

本コンテンツは現状のままで提供され、株式会社ソラコムは、誤りがないことの保証を含め、明示であると黙示であるとを問わず、本コンテンツの記載内容につき、いかなる種類の表明も保証も行いません。

掲載情報の閲覧及び利用により、利用者自身、もしくは第三者が被った損害に対して、直接的、間接的を問わず、株式会社ソラコムは責任を負いかねます。

本コンテンツを実践する中で用意された機器、利用されたサービスについてのご質問は、それぞれの機器やサービスの提供元にお問い合わせをお願いします。機器やサービスの仕様は、本コンテンツ作成当時のものです。

株式会社ソラコムが提供する機器・サービスについてのご質問はフォームで受け付けております。機器・サービスご利用前の導入相談は https://soracom.jp/contact/ に、機器・サービスご利用開始後のサポートは、SORACOMユーザーコンソール内のサポートサイトから「リクエストを送信」(要ログイン)にてお問い合わせください。

Copyright (c) 2023 SORACOM, INC.

準備

デバイス

品名 数量 価格 備考
車載GPSトラッカー RT299 スターターキット 1 21,780円 キットの中には以下のものが含まれています。
・シガーソケットGPSトラッカー RT299 x 1台
SORACOM 特定地域向け IoT SIM (plan-D ナノサイズ) x 1枚
・USB Type-A – シガーソケット変換アダプタ x 1本
・USB Type-A – micro USB ケーブル x 1本
※注意: SORACOM IoT ストアで販売している本キットは、あらかじめSORACOMのAPN、およびSORACOMにデータを送信するためのデバイス設定がされた状態で出荷されます。他サイト等で購入されたRT299は前述の設定が入っておりませんので、ご注意ください。

※ 金額はレシピ作成時となります。金額は税込み・送料別です。

ご購入について

ハードウェアは以下よりご購入いただけます。

その他必要なもの

必要なもの 費用 作成方法など
SORACOM アカウント 無料※ SORACOM アカウントの作成 (JP)

※ アカウント作成・維持の費用の料金です。

RT299とは

本レシピで利用するシガーソケットGPSトラッカー RT299 スターターキットは手軽に車両の位置情報を管理するGPSトラッカーです。シガーソケットで動作するので車両への設置は非常に簡単です。さらにボタン押下によるアラーム送信が可能です。また、SORACOM サービス統合済みで出荷されるため、データ送信先としてSORACOM Unified Endpoint や SORACOM Orbit に対応しています。

本レシピではIoTストアで提供されているRT299の標準設定を用いて位置情報を連携していきます。専用の設定ツールを利用することで位置情報の送信頻度の変更や、SMSによる遠隔での設定変更などが可能です。これら本レシピでは扱わない範囲の機能詳細については下記関連リンクをご参考ください。

関連リンク一覧

実装の流れ

以下のステップで実装を進めていきます。

ステップ 概要
SORACOM Harvest Dataの設定 位置情報を利用するためのSORACOM Harvest Dataの設定をおこないます。
デバイスキッティング RT299にSIMをセットし事前の動作確認を行います。
データ加工処理の作成 RT299より連携されるデータを可視化するためにデータを加工しSORACOM Harvest Dataへ書き込みます。SORACOM Orbitによりデータの加工処理をおこない、その後のSORACOM Harvest Dataへデータの書き込みをおこないます。
SORACOM Lagoonの設定 SORACOM Harvest Dataに蓄積したデータを可視化するためのSORACOM Lagoonの利用設定をおこないます。
位置情報ダッシュボードの作成 SORACOM Harvest Dataへ保存された位置情報をもとにSORACOM Lagoonでトラッキングするためのダッシュボードを作成します。地図上に位置情報をマッピングしていきます。

SORACOM Harvest Dataの設定

SORACOM の IoT データ収集・蓄積サービス SORACOM Harvest Data を利用して、データの可視化を簡単に実現してみましょう。

まずはグループの作成と、作成したグループへ SIM を所属させる事から始めます。

SORACOM Harvest Data とは?
IoT デバイスからのデータの収集や蓄積、およびファイルを保存するサービスが SORACOM Harvest (ソラコム ハーベスト) です。IoT デバイスからのデータの収集・蓄積対応しているのが SORACOM Harvest Data、画像ファイルやログファイルといったファイルに対応しているのが SORACOM Harvest Files となります。

グループとは?
SORACOM サービスのほとんどがグループという単位に対して設定するようになっています。SORACOM Harvest Data 等、SORACOM サービスのほとんどが SIM に直接設定をするのではなくグループに設定をします。そして、SIM をグループに所属させることで SORACOM サービスが利用できるという間接的な仕組みです。

グループを作成してから SIM を所属させる方法の他、グループの作成と SIM の所属を同時に行う方法もあります。本レシピでは後者の「同時に行う」手順で進めていきます。

 

SORACOM ユーザーコンソールにログインした後[Menu]>[SIM 管理]とクリックして SIM 管理画面を開きます。

SORACOM Harvest Data でデータの収集を行いたい SIMにチェックを付け、[操作]>[所属グループ変更]とクリックします。

「新しい所属グループ」のプルダウンボックスをクリックした後、[新しいグループを作成…]をクリックします。

「グループ作成」のグループ名を入力して[グループ作成]をクリックします。

項目 備考
グループ名 RT299 自由に入力可能です。日本語も設定可能です。

新しい所属グループが先ほど作成したグループになっていることを確認したら[グループ変更]をクリックします。

自動的に SIM 管理画面に戻ります。
SIM の「グループ」に先ほど作ったグループが設定されていることを確認してください。

以上で、グループの作成と所属の作業は完了です。

SIM 管理画面から、利用するSIMに割り当てたグループ名をクリックします。

[基本設定] >[SORACOM Harvest 設定]をクリックして設定ができるように開きます。

先ほどの設定を行ったページ内にあります。

「SORACOM Harvest 設定」で以下のように設定します。

項目 設定値 備考
(スイッチ) ON

スイッチはクリックすることで OFF から ON に切り替えることができます。

最後に[保存]をクリックしてください。
その後表示される「SORACOM Harvest が有効になっています」のダイアログでは[OK]をクリックしてください。

以上で「SORACOM Harvest Data」の設定が完了しました。

デバイスキッティング

IoTストアにて提供していますRT299は標準設定としてソラコムを利用するためのAPNの設定、データの送信先にSORACOM Unified Endpointが設定されています。そのためSIMを挿し電源を入れるだけでUnfied Endpointへ位置情報の送信が開始されます。

RT299の側面にSIMを入れるスロットがあります。

スロットのフタを開け、下記画像のようにSIMの向きを揃えてスロットにSIMを挿入してください。

次に動作確認を進めていきます。下記の手順にそってRT299より送信された位置情報を含むデータがSORACOM Harvestに連携されていることを確認してください。

[Menu]>[SIM 管理]とクリックして SIM 管理画面を開きます。

SORACOM Harvest Data でデータの収集を行いたい SIM にチェックを付け、[操作]>[データを確認]とクリックします。

表示された画面で[自動更新]を ON にします。RT299からデータが送信されていると下記のようにデータを確認できます。

データ加工処理の作成

本レシピでは車両の位置情報をトラッキングするために必要となる緯度経度の情報のみを抽出しSORACOM Harvestへ連携することとします。

データ処理のためにSORACOM Orbitを利用します。

RT299データフォーマット

具体的な実装の前にRT299より連携されるデータの中身についてみていきましょう。

RT299の電源をいれると以下のようなフォーマットのデータにより位置情報の連携が行われます。

$$L169,864507031094047,AAA,35,35.633425,139.446113,200329124259,A,9,21,0,37,0.9,76,3158925,283164,440|10|0043|04820228,0000,0000|0000|0000|01A9|0587,00000001,,3,,,565,272*91

各項目の詳細については下記Protocolガイドをご参照ください。

GPRSプロトコル仕様書

上記ドキュメントによると AAAの後ろに続く2項目35.633425,139.446113が緯度、経度となるためこの2項目を抽出します。

SORACOM Orbitでの開発準備

SORACOM Orbitで開発をするためには事前に開発者ドキュメントに従い、開発環境のセットアップが必要です。しかし、本レシピでは販売元のリアルタイムシステムズ様よりRT299でそのまま使える公式プログラム(WASM)を用意していいただいておりますので、こちらのプログラムを前提にレシピを進めていきます。

また本レシピでは開発言語として AssemblyScript を利用します。

WASM モジュール開発環境のセットアップ

SORACOM Orbitによるデータ加工処理

プログラムのダウンロード

こちらのリンクよりダウンロードを行って下さい。プログラムの詳細はCloudGPSのWebページに記載がございます。

ダウンロードが完了したらzipを解凍します。

Soraletの作成/WASMモジュールのアップロード

SORACOM Orbit で使用する WASM モジュールをアップロードするために、その入れ物である Soralet (ソラレット) を作成します。本レシピではSORACOMコンソールからSoraletを作成します。

[Menu]>[SORACOM Orbit]>[Soralet 管理]とクリックして Soralet 管理画面を開きます。

次に[新規作成]ボタンを押し、Soraletの作成ダイアログを開きます。

Soralet IDにiot-recipe-soraletと入力し、[作成]をクリックします。

Soralet管理画面に作成したSoraletが表示されていることを確認し、作成したSoraletをクリックし、WASMの管理画面を開きます。

WASMの管理画面にて[新しいWASMをアップロード]をクリックし、アップロード用のダイアログを開きます。

ダイアログからアップロードするWASMファイル(soralet.wasm)を選択し、アップロードをクリックします。

WASM ファイルは先ほどダウンロードした zip ファイルの [orbit] > [build] ディレクトリ配下にあります。

アップロードが完了するとWASM管理画面にアップロードしたWASMのSRNが表示されます。

SORACOMグループでのSORACOM Orbit有効化

次にソラコムコンソールよりSORACOMグループに対してSORACOM Orbitを有効化します。

SIM 管理画面から、利用するSIMに割り当てたグループ名をクリックします。

[基本設定] >[SORACOM Orbit 設定]をクリックして設定ができるように開きます。

設定をONにし、CODE SRN 右側のアイコンをクリックします。

SORALET に iot-recipe-soralet、SORALET VERSION に LATEST を指定します。

CONTENT TYPEに application/octet-stream を選択し、DIRECTIONのuplinkにチェックをいれ保存してください。

動作確認

RT299の電源を投入してください。SORACOM Orbitにより整形されたデータがSORACOM Harvest Dataに書き込まれていることを確認します。

※注意
本レシピは「シガーソケットGPSトラッカー RT299 スターターキット」をご購入いただている前提で動作確認を行います。本キットはあらかじめSORACOMにデータを送信するためのデバイス設定がされた状態で出荷されます。他サイト等で購入されたRT299は前述の設定が入っておりませんので、APN と送信先として Unified Endpoint を事前に設定する必要があります。

[Menu]>[SIM 管理]とクリックして SIM 管理画面を開きます。

SORACOM Harvest Data でデータの収集を行いたい SIM にチェックを付け、[操作]>[データを確認]とクリックします。

下記のようにデータが連携されていることを確認してください。

SORACOM Lagoonの設定

可視化画面としてダッシュボードを提供するSORACOM Lagoon を有効化していきます。

SORACOM Lagoon 用語解説

ここで SORACOM Lagoon で使われる用語を解説します。

用語 意味
プラン SORACOM Lagoon の契約プランです。プランによって機能と料金が異なり、今回は無料の Free プランを利用します。SORACOM Lagoon のご利用料金に機能や料金の比較表があります。
SORACOM Lagoon ユーザー(Lagoon ユーザー) SORACOM Lagoon へログインするためのユーザー( ID とパスワードの組)です。
SORACOM ユーザコンソールへのログインとは異なるユーザ一覧となり、皆さん自身で登録・削除が可能です。ダッシュボードやパネルを編集できる「編集可能」と表示専用の「読み取り」の2段階の権限を設定できます。作成可能数はプランによります。
リソースの種類 表示するデータの種別です。SORACOM Lagoon では以下の4つの中から選び、その中からノード(SIMや回線)を選択します。
・Air = SORACOM Air for セルラー (SORACOM IoT SIM)
・Lora = SORACOM Air for LoRaWAN デバイス
・Sigfox = SORACOM Air for Sigfox デバイス
・Device = SORACOM Inventory デバイス
今回はSIMなので、「Air」の SIM を選択します。
パネル (Panel) パネルはデータを表示する領域です。データソースとメトリクスを指定すると、そのメトリクス(たとえば SIM )のデータをパネルで使えるようになります。様々なパネルが存在します。
ダッシュボード (Dashboard) 複数のパネルを束ねて「1枚の画面」にしたものがダッシュボードです。共有の画面表示単位となります。
アラート (Alert) リソースのメトリクスデータに対して条件を設定し、その条件を満たしたら通知を行う仕組みの事です。
データリフレッシュ SORACOM Harvest から SORACOM Lagoon へデータが反映される事、もしくは反映タイミングとなります。反映タイミングはプランによります。

SORACOM ユーザーコンソールの[Menu]>[データ収集・蓄積・可視化]>[SORACOM Lagoon]とクリックします。

[SORACOM Lagoon の利用を開始する]をクリックします。

プランのうち Free の[選択する]ボタンクリックし、[次へ]をクリックします。

SORACOM Lagoon ユーザーの初期ユーザーに設定するパスワードを入力した後、[利用開始]をクリックします。

SORACOM Lagoon ユーザーの初期ユーザの ID は?
ID は SORACOM ユーザコンソールにログインしたときのメールアドレスが使われることになります。そのため、ここではパスワードのみ設定することになります。SORACOM ユーザコンソールへのログインとは異なるパスワードを設定する事を強くお勧めします。

利用開始がクリックできない場合は?
パスワードの条件が不足しています。全てに✔がつくようにパスワードを設定してください。

SORACOM Lagoon の有効化に成功すると、以下のように SORACOM Lagoon コンソールへのリンクと、Lagoon ユーザーの一覧が管理できるようになります。

この画面を SORACOM Lagoon 管理画面と呼びます。SORACOM Lagoon 管理画面は、SORACOM Lagoon が有効化されている間は [Menu]>[データ収集・蓄積・可視化]>[SORACOM Lagoon]で表示する事ができます。

SORACOM Lagoon へログインします。

SORACOM Lagoon 管理画面の[Lagoonコンソール]ボタンをクリックします。

メールアドレス (SORACOM ユーザコンソールへログインする際のメールアドレス) と、SORACOM Lagoon 初期ユーザ作成時に利用したパスワードでログインします。

ログインに成功すると、以下のような画面が表示されれば設定完了です。

位置情報ダッシュボードの作成

次にSORACOM Harvest Dataに蓄積された位置情報をSORACOM Lagoonを用いてダッシュボードを作成していきます。

SORACOM Lagoonのホーム画面左にある[+]をクリックし[Dashboard]をクリックします。

表示されているパネルの[+ Add new panel]ボタンをクリックします。

画面左側、中ほどの[Quety]タブで今回のSIMを表示する項目としてセットします。[Metric]のドロップダウンから「Air」 、対象のSIM、[Map]をそれぞれ選択します。[Latitude](緯度)、[Longitude](経度)は、SORACOM Harvestに投入する際に加工したJSONデータのキー(lat, lon)それぞれ設定します。

画面右側でパネルの表示形式を地図にします。[Visualization]セクションが閉じていたら左側の矢印アイコンで開き、「Soracom Map Panel」を選択します。

画面左上のパネルのプレビューが地図表示に切り替わります。

[Map Options]セクションの[Map Provider]で好みの見た目に変更できるほか、マーカーのサイズが大きすぎて地点がわかりにくい場合は[Max Circle Size]を適当な数値に小さくすることで表示サイズを調整できます。

同じ[Map Options]セクションの[Query A Options]タブで軌跡やアニメーションを追加できます。[Show Line]をオンにし、[Animated]をオンにします。

画面右上の[Apply]をクリックしてPanelの設定をDashboardに反映し、Panel右下端をクリックしてPanelのサイズを調整します。

これでDashboardは完成です。作成したDashboardを保存するために画面右上の[Save dashboard]をクリックします。

[Dashboard Name]に任意のDashboard名を入力し、[Save]をクリックします。

以上でダッシュボードの作成は完了です。

次のステップ

本レシピでは、シガーソケットで手軽に車内に設置ができるRT299を用いて、車両の位置情報トラッキングシステムを実現しました。

さらなる応用例としては、RT299に備わっているSOSボタンが押されたときのアラートを監視する仕組みを取り入れ、車両内の状態を可視化してより高度なトラッキングシステムを構築することが考えられます。

RT299は非常に簡単に設置が可能ですので、まずは車両管理の始めの一歩としてご採用いただくことでトラッキングシステムをスピーディに構築・運用いただけると考えております。

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