SORACOM 導入事例:国分グローサーズチェーン株式会社

受発注端末切り替えから始まるコンビニのデジタル化
国分グローサーズチェーン株式会社

IoT 導入の背景 コンビニエンスストア運営を手厚くサポート

国分グローサーズチェーンは、江戸時代から300年を超える歴史をもつ老舗食品・酒類の総合卸売業の国分グループ100%出資の子会社で、コンビニエンスストア経営や加盟店支援を行う会社です。「コミュニティ・ストア」のロゴでご存知の方もいると思います。

私たちは加盟店の方にコンビニエンスストア運営に必要なPOS端末などの機器や、店舗システムの提供、店舗指導を行っています。大学や病院など施設内の小さなスペースを利用した看板を付けない加盟店も含めると、全国で500を越える店舗をサポートしています。

IoT 導入の課題 電話回線終了を契機に、店舗システムを刷新

私たちの加盟店は、酒販店からコンビニエンスストアに転身したケースが多く、既設のインフラを流用し、店舗システムには電話回線を利用していました。しかし受発注管理端末として利用していたINSモデム内蔵ハンディターミナルでは、受発注のデータ送信に1~2分かかることもあり、もっとスムーズに受発注業務を行いたいという要望がありました。

最近増えてきた大学や病院など施設内の小さなスペースを活用した新規出店の場合は、通信環境がないケースもあります。2025年までにINSネットの終了が発表されていることも重なり、ハンディターミナルをタブレットに刷新し、通信回線はモバイル通信に置き換えることになりました。

SORACOM が選ばれた理由 店舗と本部のシステムをセキュアな閉域網で接続

新システムへの入れ替えにあたり、店舗業務を止めずに簡単に設置できる点と、すぐに導入できる点を重視しました。SORACOM Air のデータ通信SIMカードは、購入から設定、設置までをスムーズに行うことができるので、本部で端末設定を行い、加盟店に貸出しています。

本部としては、インターネット接続の便利さとセキュリティを両立させる方法を模索していましたが、受発注端末にVPNエージェントを入れる方法では、店舗スタッフが利用する際に手間がかかります。本部システムはAWSを利用しているため、AWS上のサーバーと閉域網で接続するSORACOMのプライベート接続サービス「SORACOM Canal」を採用しました。デバイスに入れたSIMカードからサーバーまでを閉域網で接続することで、インターネットからアクセスできないイントラネットのように使うことできます。SORACOMの利用で、加盟店に手間を掛けずにセキュリティを強化したシステムを構築することができました。

システム構成図

国分グローサーズチェーン株式会社

導入の効果 スピーディな導入で、店舗のデジタル化を促進

加盟店からは余計な設定がなく使いやすい、通信スピードが申し分ないので受発注業務が非常にスムーズになったと好評です。タブレットの導入により、1台で受発注だけに止まらず様々な操作ができるようになりました。新商品の情報もタブレットで見たいと言うような、資料のデジタル化やコンテンツ配信に関する要望もいただきました。毎週十数ページある新商品情報を、タブレット経由で配信することを計画しています。

今後の展開について 加盟店からの要望を傾聴し、これからのコンビニを共に創る

店舗端末と通信回線の切り替えを契機として、店舗における印刷物をなくす取り組みを行っていく予定です。今後は店舗運営マニュアルなども電子データ化していくことを視野に入れています。

加盟店からは「店舗運営の人手不足をどうにかできないか」と言った要望もいただきます。小回りが効く私たちの規模だからこそできる「これからの店舗」があると考えています。加盟店に寄り添った使いやすい店舗システムを提供しながら、本部主導の新しい取り組み、例えば無人店舗などにも積極的に挑戦していきたいです。

国分グローサーズチェーン株式会社
執行役員 管理本部長 兼 情報システム担当部長 山口 彰久氏
企業ウェブサイト:http://www.c-store.com/jp/

利用したサービス

データ通信サービス SORACOM Air for セルラー plan-D
プライベート接続サービス SORACOM Canal 

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